■『リトルターン・プロジェクト』とは?

◇コアジサシ〜その背景〜
毎年、春から夏にかけて、コアジサシ(英名・リトルターン)という鳥がオーストラリアから日本にやってきます。卵を産み、雛を育てるために南半球から北半球へと“渡る”のです。このコアジサシが巣を作るのは、砂浜や河原のような開けた場所。ところが、近年の開発によってそのような環境は激減し、それに伴ってコアジサシ自体もいまでは絶滅が心配されるほどにまで減少してしまいました。
2001年春、東京都大田区にある森ヶ崎水処理センター(東京都下水道局)の屋上には200羽ほどのコアジサシが、むき出しのコンクリートに営巣しているのが発見されました。ですが、産み落とされた卵の多くは風に飛ばされて割れるか、親に放棄されてしまっていたのです。その年の夏、何とか巣立つことが出来たのはたったの5羽でした。

◇『リトルターン・プロジェクト』始動
そのような状況下、コアジサシが巣を作れる環境を人の手で整備しよう! という試みが始まったのです。コアジサシ保全のために立ち上げられた自然保護団体『リトルターン・プロジェクト』と市民、行政との協働により、森ヶ崎水処理センターの屋上に人工的に営巣地を整備する計画が始まりました。
そして2002春、『リトルターン・プロジェクト』代表の増田氏を中心に、のべ200人のボランティアの協力によって整備作業が実施され、約2ヘクタールの営巣地が完成したのです。

◇そしてコアジサシは…
2002年春の整備作業によって、その夏のコアジサシ営巣数は劇的に増え、総営巣数は1224巣、最終的に巣立つことの出来た雛の数は、600羽を超えました。
しかも、その年の秋にはニュージーランドにて水処理センターから巣立った雛が確認され、このプロジェクトは大成功を収めたのです。

※詳しくはリトルターン・プロジェクトの公式HPをご覧ください。
→ リトルターン・プロジェクトHPへ

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